横浜市内のマンションが傾斜した事件に端を発した杭工事データの偽装が、新たに北海道でも見つかりました。新聞報道や週刊誌をみると、「自分もやったことがある」と打ち明ける下請け業者や、「こうした事態を予想していた」と話す大手ゼネコン社員のコメントなども見受けられます。

 

建築業界の杭工事って、おおむねその程度のものなのでしょうか? そう思うと、我が家の杭すら心配になってきます。

いくつか質問させていただきますので、エコアハウス・神出設計さんのお考えをお聞かせください。

 

引渡しの時に専門業者さんの「地盤調査報告書」をいただきましたが、信頼できますか?

 有能で誠実な業者さんなのでご安心ください。

 でもそれだけでは安心できないという気持ちは、私達もお客様と同じです。

 大型マンションや公共工事とスケールは違うにせよ住宅建築業界だって同じ “建築業界” です。業者さんを疑う訳ではありませんが、偽装が横行しないとは限りません。

 

 こんなご時勢で、お客様に本当に安心していただける杭工事を実現するためには、“建築業界”の常識を突き破る現場管理がどうしても必要と、私達は考え・実践してきました。 以下、神出設計グループ・エコアハウスの杭工事検査について簡単にご説明します。

 

1.検査チームが杭工事の現場に一件一件立ち合い、すべての現場を例外なく検査します。

 

 エコアハウスの現場でデータの偽装があり得ないのは、とてもシンプルな話です。

 エコアハウスの専門検査官が杭工事の技術者さんと一緒に、現場で杭打機のメーターを目視確認しているからです。これを全棟例外なく行い作業品質を管理することで、データの改ざん・偽装が生み出される根拠を完全に断ち切っています。

 

2.検査チームは、相応の人材で組織しなければ意味がありません。 「建築の猛者」

 

 一口で “現場で杭打機のメーターを目視確認する” といっても、それ相応の経験と知識のある者が見なければ意味がありません。それがエコアハウスの専門検査官です。

 杭工事中の現場を見に行ったことのあるお客様は、現場でこの人たちに会ったと思います。彼らは2016年現在の検査官の面々です。 いかにも 「建築の猛者」 という感じのエコアハウス社員。 実際、様々な現場を経験し・輝かしい実績を積み上げてきたベテラン達ばかりです。全員が一級建築施工管理技士の資格を所持しています。彼らが全ての杭工事現場に赴き、検査をレベルアップしています。

 

3.詳しい検査記録を残してお施主様と共有する事

 

 検査結果は、お引き渡しの時にCDあるいはDVDと共にお客様にお渡ししています。いい機会ですから、引渡し当時の書類をご覧になってみてはいかがですか。懐かしいですね。

4.社外のコンテスト等に積極的に挑戦して、いつも最新の検査品質を身につけています。

 

 全国から選ばれた1354社が集い施工品質を競い合った2015年の全国工務店グランプリでは、総合1位という輝かしい成績を受賞しました。

 建築技術は日進月歩。検査レベルもどんどん変化します。

 常に最新で最高の施工品質を持つ企業であるために、エコアハウスは「検査法人ホームリサーチ」が主催する工務店グランプリに積極的に参加しています。ホームリサーチは、国内では珍しい完全独立系の検査会社で、国内で最も厳しい検査基準を持つと見なされている会社です。

 

 以上4つの活動に加え、エコアハウスの品質管理技術は全国トップ=日本一です。これは、私達エコアハウス社員が、お客様にいつも自信を持って安心な住まいをご提供できる「根拠」の一つでもあります。

 

2015年 エコアハウスは前年の「総合4位」の実績を大きく塗り替え、全国1位の栄冠に輝きました! (画像は受賞の様子)

下請け業者ばかりが非難の矢面に立ち、記者会見でしきりに謝罪していますが、ちょっとおかしくないですか?

 同感です。確かにおかしい!

 

 大型マンションのような物件の場合、発注者と受注者がいくつも連なる複雑な請負構造にならざるを得ません。建築工事は基礎・構造・内装・外装等それぞれに高度な専門的技能が要求されますから、「その道のプロ」がそれぞれのパートを受け持つことで進んでいきます。

  今回の事件は、そうした「その道のプロ」が社会的信用を裏切って、故意にデータ改ざんしたという許し難い行為です。

 

 でも、単に現場作業者の悪意だけが断罪の対象ではないと思います。これは責められて当然ですが、問題は、元請け業者が何故それを見抜けなかったかという点であるとエコアハウスは考えています。

 

元請けの施工管理者は、報告書はちゃんとチェックしたと言っているけど、それで良かったのでしょうか?

 報告書を、エアコンの効いた事務所で“書類審査”している限りでは偽装を見破れるわけがありません!

 

 ちょうど10年前の2005年11月、姉歯秀次1級建築士(当時)による耐震偽装問題を憶えていますか? 姉歯事件は、建築士が構造計算書を偽造し、耐震基準を満たさず耐震強度が大幅に不足するマンションやホテルが建設されていたことが発覚した事件です。このような問題の再発を防止する観点から、2007年6月、偽装に対する罰則強化や建築確認・検査の厳格化を含む、建築基準法や建築士法等の改正関連4法が施行されたのは記憶に新しいところです。

 

 にもかかわらず、今回の杭工事データ偽装問題が発生しました。

 今回の事件は、工事段階での偽造で、設計段階での耐震偽装とは異なりますが、偽装を見破るチェック体制が十分に機能していない点は共通しています。

 とりわけ今回北海道で新たに見つかったデータ改ざんは、公営住宅、中学、貯水槽といった公共事業でした。 公共事業であれば、間違いなく工事が完成するまでに数回の第三者検査・調査が実施されていたはずです。しかしそれがまったく意味を為さなかった。でも、改ざんを見落とした検査員が責めを負う事はないようです。彼らは、法に定められたルール通りに「審査」をしていたようです。

 

 あれだけ法制度をいじっても、いまだに何も変わっていないのが“建築業界”。

 これが現実だと言わざるを得ません。

 

 政府や自治体が法制度・ルールをいくらいじくっても、偽装を防ぐチェック体制が十分に機能しないどころか、逆に被害が拡大している現状です。そして “第三者検査機関が見てくれているから大丈夫!?” そんな事を言っていられないことも、こんかい改めて明らかになりました。

 

 実際、杭工事にはいろいろなアクシデントがあるものです。

 杭工事は屋外で行われますから、雨も降れば雪も降るし、風も吹く。当然機械が故障することも電子機器類が故障することもある。杭の圧入抵抗を表示する流量計が故障する、データ用紙が詰まる、データが雨に濡れて滲む。現場ではこんなトラブルはよくあることです。

 まれに、地盤調査にもかかわらず支持地盤が思ったより深く、数十本打ち込む杭のうち1~2本が支持層に届かない場合だってあります。そんな時には、直ちに代わりの長い杭を持ってきてもらうよう現場で手配しますし、正確なデータが取れるように工事日を仕切り直したりするのは当然の措置です。

 

 しかし「工期が延びることを元請け業者が嫌う。」「どうしても今日中にデータが必要だ」「データがないと検査が通らず、検査に通らなければ施行代金を受取ることが出来ない。」などと言う動機からデータ改ざん・流用が多くの現場で行われているのが現実です。検査に通るような報告書が現場でねつ造されています。

 

毎日いろんな住宅メーカーの杭を打っているけれど、朝(工事開始前)から現場に来てくれるのはエコアハウスさんだけ! 凄い(会社)ですね。

 

 

 先日、こんな言葉を現場の技術者さんからいただきました。

 業者さんのこの言葉にこそ、現在の“建築業界”の限界が表現されていると思いました。

 

 例えば杭打機のメーターが故障したり、地下の地盤の起伏が大きく長い杭を再手配しなければならないアクシデントが生じた時、作業の中断を指示するのはエコアハウスの工事管理者に他なりません。もしそこに管理者がいなければ、工事を仕切りなおしてもらえる保証など、どこにもないと私達は考えています。

 

 安心できる杭工事は、経験豊富な有資格者による現場立会検査によってのみ実現できます。

 既存のチェック機能やルールが当てにならない以上、どこの検査会社にも負けない独立した検査チームを社内に組織して、一棟一棟もれなく現場検査するしかありません。

 これは他の建築業者さんから見れば「不可能」とか「非現実的」とか評価されてしまうかもしれませんが、これがエコアハウスのやり方です。

 

 お客様のお家も、こうしたポリシーに基づき、高い品質で杭工事が行われました。

 書類審査だけの杭工事でも、エコアハウスで施工したのなら安全です。

 どうぞ、安心してお過ごしください。

 

 

お引き渡し後の暮らしの中でのお困りごと・お悩み事は「暮らしのチカラ」にご相談ください。

 

①エコアハウスの「暮らしのチカラ」は神出設計ならびにエコアハウスで住まいを建築されたお客様に限定したサービスです。当社以外で建築された方は、施工した建設会社さんとの友好的なコラボレーションのもとに対処されるようお願いいたします。

 

②サービスに伴う外注費・機材のレンタル費用や申請諸費用等の実費については全てお客様にご負担いただいております。でも、エコアハウス社員の作業料・調査費・出張費等は一切いただいておりませんのでご安心ください。また、「御心付」等のご配慮も遠慮しておりますので、よろしくお願いいたします。